バンギラスはポケモン剣盾に登場するポケモンの中でも、最も優秀な種族値を持つと言っても過言ではないスペックを誇っています。
しかし、弱点が多く技も使いにくいため、扱いは難しいでしょう。
そんなバンギラスについて、シングル視点とダブル視点を織り交ぜながら、強い調整を考えてきました。
おすすめの技や対策方法についても解説しています。
バンギラスの調整例
今回はバンギラスの基本形となる配分と、素早さに大きく振ったものの2つを紹介します。
バンギラスの基本的な配分
バンギラスの基本形となる配分を紹介します。
- 性格:意地っ張り
- 努力値:H252 A204 B12 D20 S20
- 実数値:207-198-132-103-123-84
この配分は素早さをバンギミラーや60族意識で多少素早さに振りつつ、耐久と火力にがっつり振ったものとなります。
素早さについて
素早さの84という値は、麻痺した100族(リザードン、フライゴンなど)を抜けるSとなっています。
また、最速バンギラス抜き調整の125に調整されたポケモンを、素早さを1段階上げることで抜けるSとなっています。
シングルだとそこまで活きることはないかもしれませんが、ダブルではダイジェットや追い風で素早さの変動がよく起こるので、トリルを意識しないのであれば最低でも84は確保したいところです。
おすすめの技
技構成はこのような形になるでしょう。
- いわなだれorストーンエッジ
- かみくだく
- かえんほうしゃ(だいもんじ)orじしんorばかぢから
- 選択枠
タイプ一致である岩技と悪技はよほどのことがない限り採用しましょう。
残りの2枠の1つ目の技は、対鋼枠として炎、地面、格闘からいずれかの技を採用することになるかと思います。
炎技は炎のパンチも覚えますが、主な打ちたい相手がナットレイやアーマーガアのような物理で戦いたくない相手なことから特殊技が推奨されます。バンギラス自身特攻種族値が95もあり、炎のパンチと比べてかえんほうしゃや大文字のほうが威力も高いので、下降補正無振りでもちゃんと火力は出ます。
最後に選択枠として、ダイスチルのためのアイアンヘッドやステロ、挑発や守るなどを入れれば完成です。対面でダイマックスしたミミッキュに勝つためにはダイスチルがほしいので、ミミッキュを意識する人はアイアンヘッドがいいでしょう。
耐久調整
ダイマックスで崩されてしまうので、耐久調整は目安程度にご覧ください。
・物理耐久
- A156命の珠ミミッキュのじゃれつく+かげうちを高乱数耐え
- A205ドリュウズのじしん耐え(15/16)
- A194命の珠ギャラドスのたきのぼり確定耐え
- A167パッチラゴンのでんげきくちばし耐え(12/16)
・特殊耐久(すなあらし状態)
- C178眼鏡ニンフィアのハイパーボイス耐え(15/16)
- C172眼鏡トゲキッスのはどうだん確定耐え
- C172眼鏡ウォッシュロトムのハイドロポンプ確定耐え
- C177サザンドラの気合玉耐え(15/16)
- C172ジュラルドンのラスターカノン×2耐え
スカーフ型や岩封型、竜舞型におすすめの調整
スカーフや竜舞型で使える配分を紹介します。岩封型で運用する場合は弱点保険などとも相性が良いです。
ねばねばネットを張っておくのもいいですね。
- 性格:意地っ張り
- 努力値:H124 A124 B4 D4 S252
- 実数値:191-187-131-103-121-113
この配分は準速まであげつつ、火力と耐久のバランスをとったものになります。
ダブルではダイジェットと絡めることにより岩封やスカーフもいらなくなるので、より動きやすくなるでしょう。
最速ではなく、あえて準速な理由
最速にすることで準速ペリッパーや準速ルンパッパ、最速60族らを抜くことができるようになります。
また、S1↑の状態でエルフーンやエンニュートまで抜けるようになります。ですが、この間にいるポケモンで意識したいのが、アイアントやゲンガーくらいであり、そこまで必要性を感じません。
7世代以前では、ガブリアスやボルトロス、ラティ兄弟やメガメタグロスといった存在から最速に軍配が上がっていましたが、剣盾では準速でも十分に高速帯と言えるでしょう。
バンギラスを最速ではなく、あえて準速にすることで、実数値17相当分も浮かせることができるのでこれをどう見るかだと思います。
ちなみに、準速の113というラインは、
- 最速50族抜き
- 準速60族抜き
- 素早さにあまり振っていないロトムを抜ける
となっています。
おすすめの技
技構成は持たせる持ち物によっても大きく変わってくるでしょう。
・スカーフの場合
- いわなだれorストーンエッジ
- かみくだく
- かえんほうしゃ(だいもんじ)orじしんorばかぢから
- 選択枠
・スカーフでない場合
- いわなだれorストーンエッジorがんせきふうじ
- かみくだく
- 選択枠
- 選択枠
スカーフの場合はフルアタで大丈夫です。
スカーフでない場合は、シングルであれば素早さ操作技は入れたいところです。岩石封じか龍の舞がおすすめです。
必要な技を入れたら、残りはほしい攻撃範囲に合わせて技を決めていけばいいでしょう。
ダブルでは素早さの高くないバンギラスは縛られてしまうことも多いため、守るもできればほしいところですね。
耐久調整
ダイマックスで崩されてしまうので、耐久調整は目安程度にご覧ください。
・物理耐久
- A156命の珠ミミッキュのじゃれつく確定耐え
- A142命の珠ミミッキュのじゃれつく+かげうちを高乱数耐え
- A187ドリュウズのじしん耐え(15/16)
- A177命の珠ギャラドスのたきのぼり確定耐え
- B172アーマーガアのボディプレス耐え(15/16)
・特殊耐久(すなあらし状態)
- C162眼鏡ニンフィアのハイパーボイス耐え(14/16)
- C154までの眼鏡ウォッシュロトムのハイドロポンプ耐え
バンギラスの対策
バンギラスの対策を2つほど簡潔に紹介します。
格闘タイプのポケモンを使う
バンギラス自身が格闘4倍弱点な上に、バンギラス側にも格闘タイプに有効打がありません。
そのため、格闘タイプのポケモンを使うというのが一番の対策になります。
ただし、ダイマックスされるとポケモンによってはタイプ一致格闘技でも落としきれなかったりするので、弱点保険には注意が必要です。
やけどを狙う
バンギラスは物理偏重の技構成であることが多いので、やけど状態にして攻撃を落とせば驚異ではなくなります。
ただし、弱点保険を持っていることがあるので熱湯ではなく、鬼火で対策する必要があります。
物理受けのポケモンを用意する
バンギラスは技や型が多彩なので確実ではないのですが、アーマーガアやカバルドンといったポケモンで攻撃を受けることも可能です。
まとめ
バンギラスはちょっとした弱点の攻撃なら耐えていけるだけの耐久があります。その耐久と、通りの良い岩技や悪技を活かし、数値を押し付けていく戦い方が基本になるでしょう。
ですが、状態異常や数値受けには弱いので、火傷や受けポケモンには注意していく必要があるでしょう。
砂を起こせるのを活かしてドリュウズと組ませたりするのもおもしろいです、是非バンギラスを育ててみてください!