ポケモン剣盾のランクマッチでは、シーズン2より一部キョダイマックス個体が解禁されます。
その中でも注目の、キョダイマックスできるピカチュウについての育成論を書いていきます。
アニメではおなじみの可愛らしいポケモンであり、ポケモンの看板とも言える存在のピカチュウですが、ゲームでも活躍させてあげたいですよね!
ピカチュウの魅力とその強みについて考察していきます。
ピカチュウ(キョダイマックス)の強さとは?
まずは、キョダイマックスしたピカチュウの強みを理解しましょう!
ダブルでは素早さ操作技が重要
ダブルバトルでは素早さ操作技が非常に優秀で、追い風やトリックルームはもちろん、攻撃しながら素早さ操作を上げられるダイジェットもよく使われています。
キョダイマックスしたピカチュウの専用技である「キョダイバンライ」は、相手全体を麻痺状態にしながら攻撃できるということで、追い風相当の素早さ操作をダイジェットのように攻撃しながら行える素晴らしい技となっています。
ガラルには少ないねこだまし持ち
ダイマックスには効かないとはいえ、ダブルバトルでは猫騙しが非常に強いです。
ガラル地方にはドーブルやガルーラなどの優秀な猫騙し持ちがいないため、ねこだましを覚えるポケモンの中でもピカチュウは優秀な部類に入ります。
貴重な電気タイプ高火力
カプ・コケコやサンダー、ボルトロスといったポケモンのいないガラル地方では、電気タイプのポケモンはロトム、パッチラゴン、ランターン、ストリンダーと面々に限られるので、ピカチュウでもそこに参入していくことができるでしょう。
臆病C252振りのピカチュウの特攻は102となり、電気玉補正で実質204です。あの霊獣ボルトロスに匹敵する火力ですね。
ピカチュウ(キョダイマックス)の育成論
ピカチュウ(キョダイマックス)の育成論はこのようになります。
シングルで使いたい人は猫騙しの枠もほかの技に変えると良いでしょう。
- 性格:おくびょう
- 特性:ひらいしん
- 持ち物:でんきだま
- 努力値:H4 C252 S252
- 実数値:111-75-54-102-70-156
- わざ:ねこだまし/10万ボルト/くさむすび or なみのり/選択枠
性格は臆病一択
性格はほぼ臆病一択です。
攻撃のほうが種族値がわずかに高いものの、物理と比べて特殊の範囲が広く、また特殊型であれば鬼火や威嚇で攻撃を落とされにくいといったメリットがあります。
素早さに補正をかける理由としては、主なダイジェット組である、ウォーグルやギャラドス、トゲキッスといったポケモンは素早さ種族値80~81であり、控えめではこれらを抜くことができないからです。
臆病にすることでロトムやジュラルドン、ドリュウズらまで抜けるので割と激戦区なのもあります。
ダイマックスしてもピカチュウの耐久は心細いので、上をとれる範囲を広げておいたほうが良いでしょう。
特性は静電気固定(追記:避雷針も解禁されました)
本当は夢特性である「ひらいしん」を使いたかったのですが、キョダイマックスできるピカチュウは特性が「せいでんき」固定です。
残念ですが、静電気で使っていきましょう…
キョダイバンライで「まひじょうたい」にできるピカチュウで『せいでんき』の特性を採用する理由はないので、『ひらいしん』の個体を用意しましょう!!
持ち物は電気玉以外ありえない
ピカチュウの持ち物は電気玉でほぼほぼ確定です。
電気玉を持たせないのなら、ほっぺすりすりを覚えたライチュウやトゲデマルでいいですもんね。
努力値はH4 CS252が安定
ピカチュウは耐久に努力値を振ったところで焼け石に水です。
攻撃は最大の防御のごとく、上から高火力をぶつけていくのがいいでしょう。
おすすめの技
おすすめの技を紹介します。
ねこだまし
ダブルバトルなら是非入れておきたい技です。
サポート寄りのポケモンはダイマックスしてくることが少ないので、サポーターを見極めて撃っていきましょう。
10万ボルト
10万ボルトはメインウエポンです。
ダイマックス前提であれば雷でもいいのですが、汎用性を考慮して10万ボルトにしました。
くさむすび
くさむすびは電気の通らない地面タイプへの打点として有効です。
ダイマックスすることでダイソウゲンとなり、グラスフィールドの効果によってピカチュウの弱点である地面タイプの技の一部(じしん、じならし、マグニチュード)を半減することもできます。
なみのり
ピカチュウは電気タイプには珍しく波乗りを覚えることができます。
ダブルでは少々扱いにくいですが、シングルでは積極的に使ってみるといいでしょう。
もし、ダブルで使うなら、ドリュウズやバンギラスの弱点保険を起動したり、トリトドンの特攻を上げながら攻撃する役割も兼ねるとおもしろそうです。
そもそも、ピカチュウ自体ダイマックス前提な部分があるので、水技がほしい人は普通に採用していいかもしれません。
ボルトチェンジ
サイクルを回していきながら戦っていけるようになる技です。ダイマックスしなくても戦っていけるようになるので枠があれば採用したい技になります。
フェイント
先制技がどうしてもほしい人は採用しましょう!
まもる
ピカチュウのような耐久の低いポケモンは守るを入れたいところですが、猫騙しが似たような役割を果たせるのでそこまで優先度は高くないと思っています。
ただ、ダイウォールはほしいので補助技から何か1つ採用したいところではあります。
わるだくみ
積めれば強いですが、ピカチュウの耐久で積むのはあまり現実的ではないため、他のポケモンでのサポートが必須になります。
アンコール
補助技を使った相手をロックすることができるようになります。
ですが、ピカチュウの場合、余計なことをせずにそのまま攻撃しているほうがシンプルに強そうです。
ピカチュウ(キョダイマックス)の対策
相手にキョダイマックスしたピカチュウを使われた場合の対策を考えていきましょう。
上から倒す
ピカチュウ所詮進化前のポケモンであり、ダイマックスしたところでH252振りのロトムよりも脆いくらいの耐久しかありません。
ダイマックス下でも普通に打ち合っていけるので、すなかきドリュウズなどで上から倒していくのも有効な手段です。
電気、地面タイプのポケモンや避雷針の特性を使う
キョダイバンライは電気タイプの技なので、地面タイプや避雷針の特性で無効化することができます。
また、麻痺状態にならず電気技を半減できる電気タイプのポケモンを使うのもいいでしょう。
- ライチュウ
- アズマオウ
- ライボルト
- ドサイドン
- トゲデマル
- バチンウニ
「Let’s Go! ピカチュウ」がないとキョダイマックスできない
キョダイマックスできるピカチュウは通常プレイでは手に入れることができません。(追記:ワイルドエリアの期間限定イベントで入手できるようになりました。)
入手するには、「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ」を遊んでおく必要があります。
キョダイマックスできるピカチュウは6V固定なので、厳選するのは性格だけでOKです。
まとめ
キョダイマックスできるピカチュウは、主にダブルバトルで活躍していくでしょう。
ピカチュウの耐久をダイマックスで補え、希少な猫騙し持ち、強力な素早さ操作が可能と、8世代の対戦の仕様に非常にマッチしているポケモンとなっています。
入手するのに、別途ソフトを購入する必要があるのでハードルは高いですが、強いポケモンなので是非ゲットしてみてください。