ドサイドンは高種族値を誇る鈍足のアタッカーとして強力なポケモンです。
ガラル地方のポケモンは浮いているポケモンが少ないので地面技の通りが良く、ダイマックスで弱点の多さも克服できたりと、ドサイドンは8世代で追い風を受けているポケモンの1匹と言えるでしょう。
そんなドサイドンの育成論と対策を紹介していきたいと思います。
ドサイドンの育成論
ドサイドンの育成論はこのようになります。
- 性格:ゆうかん or いじっぱり
- 特性:ハードロック
- 持ち物:じゃくてんほけん or いのちのたま
- 努力値:H244 A252 D12
- 実数値:
- 221-211-150-*-77-40(ゆうかん)
- 221-211-150-*-77-60(いじっぱり)
- わざ:地面技/岩技/選択枠/選択枠
性格はトリル運用ならゆうかん、そうでなければいじっぱりを選ぼう!
ドサイドンは素早さの低いポケモンであるため、トリックルーム(トリル)と組み合わされることが多いです。
トリル運用する場合は、性格も素早さの下がるゆうかんにし、素早さの個体値も低いものを用意すると良いでしょう。
トリルでない運用の場合には意地っ張りがベターですが、対トリルを意識して勇敢の個体にするのもいいと思います。
特性は基本的にハードロックを選ぼう!
ドサイドンは弱点のダメージを軽減する『ハードロック』の特性が最もメジャーです。
ドサイドンは味方への電気技を吸い寄せる『ひらいしん』の特性を持っているため、ダブルでは避雷針も一考の価値がありますが、避雷針の特性を求めるなら『しんかのきせき』を持たせたサイドンのほうが優秀なケースが多いため、ドサイドンとして採用するなら基本的にハードロックを選ぶことになるでしょう。
持ち物は弱点保険か命の珠がおすすめ!
ドサイドンはダイマックスのエースとして運用することが予想されます。
そのため、持ち物はダイマックスと相性の良い弱点保険や命の珠がおすすめとなります。
努力値はHA振り、AD振りの好きな方を選ぼう!
ドサイドンは総合耐久意識でのHA振り、もしくは低い特防を補うAD振りのどちらかがおすすめです。
ドサイドンは元の素早さが低すぎるため、ロックカットなどを採用しない限りは素早さに大きく努力値を割くことはないでしょう。
おすすめの技
ドサイドンのおすすめの技を紹介します。
じしん・10まんばりき
定番の地面技である『じしん』はシングルならまず採用となるでしょう。
ダブルでは味方を巻き込んでしまうため、構築によって『10まんばりき』との選択、または両立となります。
ストーンエッジ・いわなだれ・ロックブラスト・がんせきほう
岩技としては、ストーンエッジ、いわなだれ、ロックブラスト、がんせきほうのいずれかを選択する形となるでしょう。
岩技といえば『ストーンエッジ』や『いわなだれ』が一般的ですが、ダイマックス時の威力が高い『がんせきほう』やバタフリーなどの襷持ちに強く出れる『ロックブラスト』も候補となります。
かみなりパンチ
ダイサンダーでの催眠対策、苦手な水タイプへの打点として、かみなりパンチを持たせるのもありでしょう。
アイアンヘッド
技範囲的には微妙ですが、ダイスチルの防御アップが強力です。
まもる
ダブルのドサイドンには守るが必須でしょう。
ドサイドンは地面技と岩技だけで多くの範囲を見れるので、技スペースも余りやすく採用しない理由はありません。
つるぎのまい
積むのは難しいですが、1度でも積めればドサイドンが止まらなくなるロマンあふれる技です。
鬼火や威嚇を受けてもゴリ押せるようにもなるので、ドサイドンに厚い信頼を寄せている構築では採用するといいかもしれません。
ドサイドンの対策
ドサイドンは高い火力と高い物理耐久が特徴ですが、素早さは高くないためそこまで対策は難しくありません。
水や草の特殊アタッカーを採用する
ドサイドンは特防の種族値が55しかないため、特殊アタッカーであれば比較的有利に戦うことができます。
中でも、水や草タイプは4倍弱点であり、ダイマックス状態であろうが、ハードロック込みで一撃で倒すことも難しくありません。
トリックルームを展開させない
ドサイドンの岩と地面による攻撃範囲は、ほとんどのポケモンに対して等倍以上で通り、ダイマックスで火力を底上げされると、多くのポケモンが一撃で倒されてしまうほどのパワーを誇ります。
その強みを発揮するため、特にダブルバトルではトリル持ちと組んでいることが多いです。
トリルを展開され、ドサイドンに上を取られると、またたく間にポケモンが倒されていく展開になってしまうので、トリルを絡めた戦い方をなんとかして妨害していかなくてはなりません。
トリパの対策は様々ですが、ウオノラゴンなどの超火力のポケモンでトリル役を倒していけるようにしたり、トリル下でドサイドンより先に鬼火を入れられトリルを返すこともできるサマヨールを採用したりするといいかもしれません。
まとめ
ドサイドンはトリル下で真価を発揮するポケモンであり、地面技と岩技による攻撃範囲を受けるのが難しいことが強みとなっています。
その反面、水と草の2つのタイプが4倍弱点であり、特殊耐久も低いことから、そこをうまいこと突いて倒していけるかが鍵となります。
他のポケモンでサポートしてあげないと動きにくい癖のあるポケモンではあるのですが、扱えればとても強いポケモンなので、是非ドサイドンを育ててみてください。