オニシズクモといえば『すいほう』という強力な特性を持っていることで知られているポケモンです。
7世代ではランクバトルでも活躍していましたが、8世代ではライバルとなりうるウオノラゴンやウオチルドンの登場、技範囲の狭さによるダイマックスとの相性の悪さもあり、向かい風を受けているポケモンといえるでしょう。
ですが、オニシズクモは決して弱いポケモンではありません。
この記事では、オニシズクモの育成論と対策を紹介していきたいと思います。
オニシズクモの育成論
オニシズクモの育成論はこのようになります。
- 性格:いじっぱり or ゆうかん or ひかえめ or れいせい
- 特性:すいほう
- 持ち物:こだわりハチマキ、こだわりメガネ、しんぴのしずくのみなど
- 努力値:HA252 B4 or HC252 B4
- 実数値:
- 175-134-113--152-(物理)
- 175--113-112-152-(特殊)
- わざ:水技/選択枠/選択枠/選択枠
火力に補正のかかる性格を選ぼう!
オニシズクモの特性である『すいほう』は水タイプの技の威力が2倍になる効果を持っています。
攻撃面のステータスを伸ばせば伸ばすほど、その恩恵は大きく得られることとなるので、サポート主体の型でない限り火力の上がる性格を選ぶこととなるでしょう。
オニシズクモの種族値を見ると物理で運用したいポケモンですが、『れいとうビーム』や『ギガドレイン』を採用したいケース、ダブルバトルで全体技の波乗りを採用したいケースでは、特殊で運用するのも悪くありません。
特性はすいほう一択!
オニシズクモの専用特性である『すいほう』は水タイプの技の威力が2倍になる強力な特性です。
また、炎タイプのダメージを半減する効果、物理アタッカーには嬉しい『やけど』状態にならない効果も含まれている素晴らしい特性となっています。
オニシズクモの夢特性は『ちょすい』となっていますが、『すいほう』を差し置いて採用する価値はないでしょう。
持ち物はこだわりハチマキやこだわりメガネがおすすめ!
オニシズクモは水技だけ撃っていれば強いポケモンなので、こだわり系と相性が良いです。
こだわり系の道具はダイマックスすると効力を失ってしまいますが、水技以外は使いにくいオニシズクモをダイマックスさせる展開は多くないでしょうし、ダイマックスさせずに高い火力を発揮できる『こだわりハチマキ』や『こだわりメガネ』がおすすめとなります。
『ねばねばネット』や『こごえるかぜ』などサポーターとしても運用したいケースでは、『オボンのみ』や『しんぴのしずく』も候補となります。
努力値はHA(HC)極振りでOK!
オニシズクモは『すいほう』での火力アップの恩恵を大きくするため、火力面に極振りをするのはほぼ確定になります。
また、オニシズクモはHPの割にBDが高いポケモンであるため、耐久面はHPに振り切るのが理想的です。
HPに252振ると、ちょうど「16n-1」である『175』という値になるのも美しいですね!
シングルであれば、必要に応じて素早さに振るのもいいでしょう。
おすすめの技
オニシズクモのおすすめの技を紹介します。
アクアブレイク、たきのぼり
オニシズクモを物理で採用するのであれば、水技は『アクアブレイク』と『たきのぼり』の2択になります。
トリル運用であれば怯みを狙える『たきのぼり』を採用するのも良いですが、そうでなければ威力が高い『アクアブレイク』のほうが便利かと思います。
ねっとう、なみのり、ハイドロポンプ
オニシズクモを特殊で採用するのであれば、水技は『ねっとう』『なみのり』『ハイドロポンプ』の3択になります。
シングルでは追加効果よりも威力が欲しいので、『ねっとう』よりも『なみのり』が優先されるでしょう。
とびかかる、きゅうけつ、むしくい、むしのさざめき
水技以外は威力が出ないとはいえ、一致で撃て水の通りにくい草タイプに弱点をつける虫技も、『れいとうビーム』を覚えない物理型であれば採用したいところです。
虫技は追加効果も強力なものが多いため、好みで選ぶと良いでしょう。
れいとうビーム
特殊型であれば、水の通りにくい草やドラゴンタイプに弱点をつける『れいとうビーム』は採用したいところです。
かみくだく
ブルンゲルやドラパルトに!
ギガドレイン
トリトドンやヌオー、ガマゲロゲに!
ミラーコート
ロトムやラプラスなど、苦手な相手を無理やり突破できるようになる技です。
こだわり系と相性が悪いのがネック。
ねばねばネット
使用後、相手の交代で出てきたポケモン(飛行タイプ、浮遊を除く)の素早さを1段階下げる効果があります。
こだわり系と相性が悪く、火力の出せるオニシズクモで撒く必要性があるかは疑問が残りますが、強力な技なので候補としています。
オニシズクモの対策
オニシズクモは水技以外の火力は期待できないため、比較的対策はしやすいポケモンです。
水耐性のある物理アタッカーを採用する
オニシズクモの特防は無振りでも152ととても高いですが、防御は4振りで113と平均的な値であり、HPの高くないオニシズクモは水耐性のある物理アタッカーにほぼ勝つことができません。
物理アタッカーであれば『ミラーコート』を警戒する必要もなく、有利に戦えることでしょう。
まとめ
オニシズクモは『すいほう』の特性で水タイプの技を2倍の威力で撃つことができるポケモンです。
水技以外の技では火力が出せないので、水耐性を持ったポケモンを採用するのが良い対策と言えるでしょう。