ポケモンのフリーフォールという技をご存知でしょうか?5世代の頃からある技なのですが、ネット対戦で使えるようになったのは6世代になってからのため影の薄い技かもしれません。
ですが、この技は使いこなすことでとてもおもしろい動きができるので紹介させていただきます。
エキスパンションパスで復活することに期待しましょう!
フリーフォールの概要
威力60の飛行タイプの技になっています。選択したポケモンを空高く持ち上げるというユニークな技で、そのポケモンが未行動の状態であってもそのターンは行動できなくなります。(次のターンに降りてきたあとは行動できるようになります)また、怒りの粉やこの指とまれで吸われることがないという特徴もあります。
相手のポケモンと一緒に「そらをとぶ」を使っているようなイメージでいいかと思います。実際、フリーフォール中は空を飛ぶ状態と同じく雷やスカイアッパーといった攻撃は受けてしまいます。
ポケモンの知識が多く必要になるため、フリーフォールは上級者向けの技と言えます。
フリーフォールの使い方
フリーフォールはシングルでは毒のダメージや食べ残しの回復を稼ぐくらいの目的でしか使えません。
この技の真価はダブルやトリプルにあります。フリーフォールで行動を封じている間に別のポケモンで展開していく動きが強力ですね。
トリックルームとの組み合わせ
フリーフォールで持ち上げたポケモンは次のターンの着地のタイミングのあとに行動できるようになりますよね。では「トリックルーム」(通称:トリル)を使って行動順を逆にしてしまったらどうなるでしょう?着地するのが次のターンの最後になるため、2ターンの間動けなくすることができるわけです!フリーフォールで片方を止める動きもでき、トリルの発動も防がれにくくなるので非常に相性のいい技と言えますね。
ですが、この戦略はフリーフォール役の素早さの高いポケモンは次のターンに引っ込めないといけないので、トリルした次の次のターンからしか動くことができません。したがって、トリル中に押し切るような動きをするにはターンが足りなくなるでしょう。なにかコンボに繋げるような使い方をするのが効果的です。
例をあげると、ダブルバトルでメレシーがトリルを張り、フリーフォール役をラッキーに交代しつつ「ガードシェア」を決めることで簡単には倒されないポケモンを作り出すことができますね。このコンボであればトリルが切れても戦い続けることが可能なのでおすすめです!
守るを使わせない
フリーフォールを受けたポケモンは着地後にしか行動できないため、着地のターンに優先度の高い守るやワイドガードを使っていても不発になります。落ちてきたところは無防備なので攻撃を仕掛けるチャンスになりますね。
トリプルにおけるフリーフォール(6世代)
7世代ではトリプルを遊ぶことができないのですが、トリプルでのフリーフォールは飛行タイプなので対角に届くのも含めてとても強力な技でした。
テラキオンを守らせながらフリーフォールで相手のポケモンを1匹持ち上げ、エルフーンは追い風を使っておきます。すると、次のターンに落ちてきた相手もろとも袋叩きからのいわなだれを決めていく動きができますね。これ以外にも色々な可能性のあるおもしろい技だったのでトリプルの復活を切実に望んでいます!
メガシンカのタイミングに合わせる(6世代)
6世代ではメガシンカしたターンの素早さはメガシンカ前のものを参照していたため、メガシンカのタイミングでライボルトやゲンガーにフリーフォールを決めると、素早さ次第では着地後も動けなくできるムーブが可能でした。8世代のダイマックスでももしかしたら似た動きができるかもしれませんね。
まとめ
フリーフォールの魅力が伝わったでしょうか?色々な可能性を秘める技であることがわかってもらえたかと思います。
ここで紹介した以外にも便利な使い方があるかもしれません。ぜひみなさんもフリーフォールを試してみてください!