HPの調整でこんなに変わる?より強いポケモンの育て方!

簡単に理想個体のポケモンを手に入れられるようになり、個体値の高いポケモンを手に入れるだけで優位に立てた時代は終わりつつあります。しかし、深く考えずに努力値を振っている方も多いのではないでしょうか?

もしかしたらその振り方には無駄が多いかもしれません。ポケモンの仕様を理解することで、より効果的な努力値の振り方ができるようになりましょう!

この記事では「HPの実数値」に焦点を当てて紹介していきます。

HPはなるべく奇数にしよう!

HP満タンの状態からやられるシチュエーションは効果抜群の技によるものがほとんどでしょう。実は、効果抜群のダメージはそのまま倍のダメージになっているため、受けるダメージは偶数になるという法則があります。

HPを奇数にすることで無駄なく最低限の値で済むようになるのです。

他にもHPを奇数にすることで以下のダメージを減らすことができます。

  • いかりのまえば」や「しぜんのいかり」のダメージ
  • 「とびげり」や「とびひざげり」を外した際の自傷ダメージ
  • 岩4倍弱点のポケモンへの「ステルスロック

ステロや膝外しは2回耐えるかどうかで生存にも大きく関わってくるため、これらに当てはまるポケモンのHPは絶対に奇数にしましょう!

緑ゲージで耐えることで「しおみず」の威力を上げさせなかったりと細かいメリットもありますので、特別な事情がない限りHPは奇数にしていきましょう。

ただし、「ビックリヘッド」の反動は切り上げなので、奇数でも偶数でも2回の攻撃で倒れてしまいます。
「てっていこうせん」も同じ仕様と思われます。

理想の数値「16n-1」とは?

砂や毒、宿り木などの定数ダメージで削られるHPは「最大HP」で決まっています。これらはHPが一定値になるごとに被ダメージが増える仕様になっているので、その直前のHPに設定することでそれらを最小限にすることができるのです。

種類によってダメージ幅が異なるのですが、その多くが1/8、もしくは1/16のダメージとなっており、HP実数値を「16n-1」にしておくことであらゆる環境に対応できるようになります。

なお、4倍弱点持ちのポケモンは効果抜群のダメージが4の倍数になるため、それも考慮すると「16n-3」も候補になります。

持ち物で変わるHP調整

HPに干渉する持ち物を持たせる場合に有効になってくる調整があります。

たべのこし

「たべのこし」の回復量は砂嵐や霰と同じ値をとり、16の倍数ごとに回復量が増えていきます。そのため「たべのこし」を持たせた場合には、回復効率を高めた上でHPを奇数にした「16n+1」と調整されることが多いです。一撃で倒されることがほとんどないポケモンであれば「16n」でも良いでしょう。

オボンのみ

基本的にはHPが奇数である方が良いのですが、「オボンのみ」を持たせる場合には偶数にするべきです。HPが50%に達することで発動するのですが、HPを半分削る攻撃を受けた際には端数が残ってしまい発動しなくなってしまいます。次の攻撃で発動できればいいのですが 回復できなかったが故に倒されてしまうケースもあるのでよほどのことがない限りは偶数にしておくのが無難です。

混乱実

特性「くいしんぼう」を持つポケモンに混乱実を持たせる場合はオボンのみと同じく偶数にするのが好ましいです。ですが、「いかりのまえば」などの技を連続で受ける機会はあまりないため、それ以外のポケモンは無理にHPを偶数にする必要はないでしょう。

いのちのたま

いのちのたまは攻撃するたびに最大HPの1/10が削られていく持ち物です。HPを「10n-1」に調整することで消耗を抑えていくことができます。例えば、HP「160」のポケモンは144,128,112…とHPが推移していくのに対し、HPが「159」のポケモンは144,129,114…と推移していきます。 HPの高い個体の方が倒れやすくなるといった事態になっていますね。

しかし、この持ち物を持たせるポケモンは基本的に攻撃的な型であるため努力値でHP調整するわけにはいかないでしょう。少し面倒ですが、個体値を落とした個体を採用するなどの調整が必要になってきます。とはいえHPを大きく落としてまで叶える調整ではないので、個体値VのHPが10nぴったりになってしまうポケモンのときだけ意識するようにしましょう。

その他の細かい調整

ここで挙げる調整はそれほど大きなものではありませんが、余裕があれば調整すると良いでしょう。

ちきゅうなげ・ナイトヘッド

ポケモンの技にはレベルと同じダメージを与えるものがあり、Lv50での対戦では50ダメージになります。「50n+1」のHPに調整することで確定数をずらすことができるので、「キングドラ」などのHP150(個体値V想定)のポケモンは端数をHPに振るなどして調整しておくと良いでしょう。また、HPを「205」まであげることができれば「みがわり」が「ちきゅうなげ」を耐えられるようになるというメリットもあります。

ゴツゴツメット

ゴツメで受けるダメージは1/8と思われがちなのですが、実は1/6なんです。物理アタッカーなら「6n-1」に調整してもいいですが、「メガガルーラ」以外のポケモンはそこまで神経質になる必要はありません。

Lv1ポケモンにおけるHP調整

この記事ではLv50のポケモンにおけるHP調整を書いていますが、Lv1のポケモンにもHP調整は存在しています。

詳しく知りたい方は以下の記事も読んでみてください。

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まとめ

基本的には「16n-1」の「159」「175」「191」「207」といった値に調整するのが望ましいでしょう。 ただし、持ち物を持たせる場合にはそちらの調整を優先で行うべきです。また、「16n-1」とゴツメダメ最小の「6n-1」を兼ね備える値に「143」や「191」があります。物理アタッカーの場合にはこの辺も意識していいかもしれませんね。

ここで紹介したもの以外にも様々な調整があります。自分だけの調整を見つけていきましょう!

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