リオルといえば、鎧の孤島の教え技で『コーチング』を習得したポケモンの中で唯一『いたずらごころ』の特性を持っているポケモンです。
『コーチング』はダブルバトルで「味方の攻撃と防御を上げる」という非常に強力な技となっており、この一芸だけでもリオルを採用する理由になるレベルです。
そんなリオルの育成論と対策を紹介していきたいと思います。
リオルの育成論
リオルの育成論はこのようになります。
- 性格:ようき or おだやか
- 特性:いたずらごころ
- 持ち物:きあいのタスキ or しんかのきせき
- 努力値:
- HS252 D4(ようき)
- H252 B12 D244(しんちょう)
- 実数値:
- 147-90-60-*-61-123(ようき)
- 147-90-62-*-100-80(しんちょう)
- わざ:コーチング/選択枠/選択枠/選択枠
性格は『ようき』か『しんちょう』を選ぼう!
リオルは『しんかのきせき』が適用されるため耐久に振っておきたいポケモンではあるのですが、輝石込でも耐久の高いポケモンとは言えません。
そのため、持ち物は『きあいのタスキ』も候補となるのですが、襷を持たせることを前提に『ようき』で素早さを上げるケースも存在します。
『いたずらごころ』持ちなのにも関わらず素早さを上げる理由は、味方のゴリランダーの『グラススライダー』やハッサムの『バレットパンチ』といった先制技を強化できる点になるので、先制技持ちを一緒に採用するなら『ようき』を選ぶと良いと思います。
それ以外のケースでは『しんちょう』がおすすめです!
特性は『いたずらごころ』一択!
ルカリオではなく、あえて進化前のリオルを採用するということは、進化前限定の特性である『いたずらごころ』を選ばない理由はないはずです。
持ち物は『きあいのタスキ』か『しんかのきせき』を選ぼう!
リオルの持ち物は行動保証をつけられる『きあいのタスキ』、単純に相性の良い『しんかのきせき』のどちらかを選ぶことになるでしょう。
どちらも一長一短のため、構築と相談しながら選ぶのが良いと思います。
努力値は性格に合わせて振ろう!
もし、リオルの性格を『ようき』にしたなら、補正のかかる素早さを伸ばしたHS振りとなるでしょう。
『しんちょう』にしたのなら、HD振りで良いと思います。
おすすめの技
リオルのおすすめの技を紹介します。
コーチング
『コーチング』はリオルの採用理由にもなる技なので入れない理由はありません。
『てだすけ』と『リフレクター』を同時に使えるようなイメージだと考えれば、その強さが分かるでしょうか?
『このゆびとまれ』や『いかりのこな』に無効化されず、味方が『まもる』状態でも強化することが可能だったりと、とても使いやすい強化技となっています。
フェイント
フェイントという技は相手の『まもる』を貫通することで知られていますが、優先度2の先制技である点も魅力的です。
相手の襷が発動した『エルフーン』を行動前に処理できたりするため、持たせておくと便利な局面も多いはずです。
バレットパンチ・しんくうは
フェイントだと威力が気になるという方は『バレットパンチ』や『しんくうは』もおすすめです。
弱点保険の起動も可能だったりしますが、『コーチング』のあるリオルで狙いたい局面は限られていると思うので、基本的には『フェイント』が推奨されます。
まねっこ
使い所は難しいですが、相手のトリックルームに対して次のターンに『まねっこ』することでトリルを返していけたりする便利技です。
少々ピンポイント的な技ではありますが、基本的にリオルは『コーチング』をしていれば強いポケモンなので、入れておいて損はないと思います。
てだすけ
『コーチング』は優先度1のため、優先度3の『ねこだまし』で止められてしまいます。
『てだすけ』は優先度5のため、『ねこだまし』が読める盤面でも強い動きができるようになるので、余裕があれば入れてもいいかもしれません。
みきり・まもる
『てだすけ』を入れないのなら『ねこだまし』対策の意味も込めて採用したい技です。
ダイマックスのターン稼ぎから、天候やフィールド、トリルや追い風のターン稼ぎまで様々な局面で使える便利技なので、是非採用したいところですね。
きしかいせい
リオル自身もアタッカーとして運用したい場合、『きしかいせい』を入れるのも良いでしょう。
この技を採用する場合には襷持ちAS振りで運用することになりますが、柔軟な動きが可能になるのでそれだけの価値はあります。
リオルの対策
リオルは『いたずらごころ』持ちなので『コーチング』を止めることは難しいですが、汎用性の高い簡単な対策を紹介します。
特殊アタッカーで戦う!
『コーチング』は防御を上げる効果がありますが、特防は上昇しないので特殊アタッカーであれば撃ち合っていくことが可能です。
相手の上を取れるならなおいいですが、「『コーチング』による強化込みでの相手のポケモンの攻撃を耐えられるポケモン」であっても有効的な対策となります。
リオル自身はすごく種族値の低いポケモンであるため、この程度の緩い対策でなんとかなることも多いです。
『いたずらごころ』の特性を持ったポケモンで『ちょうはつ』を入れる
リオルを本格的に対策するなら、『コーチング』を使えなくさせる『ちょうはつ』を入れるのが有効です。
レパルダスやエルフーンといった『いたずらごころ』の特性を持ったポケモンが望ましいですが、それ以外のポケモンでも有効な対策となるので、PTの誰かに覚えさせておくのが良いでしょう。
リオルは『ちょうはつ』されるとほとんどなにもできないため、かなり有効な対策となります。
まとめ
リオルは『いたずらごころ』持ちの中で唯一の『コーチング』使いであり、味方のポケモンを強化して戦えるのが魅力的なポケモンです。
『ねこだまし』や『ちょうはつ』に弱いのが難点ですが、戦術自体はかなり強力なので是非育ててみてください!