先日、キョダイマックスできるゲンガーがピックアップの対象となりました。2020年3月現在、ランクバトルではまだ使えませんが、これまでの傾向から今後使えるようになる可能性は非常に高いです。
キョダイゲンガーのダイマックス技である『キョダイゲンエイ』は、相手のポケモンを逃げられなくする効果があり、7世代のメガゲンガーの特性であった『かげふみ』を思いださせる強力なものとなっています。
そんなゲンガー(キョダイマックス)の育成論と対策を紹介していきたいと思います。
ゲンガー(キョダイマックス)の育成論
ゲンガー(キョダイマックス)の育成論はこのようになります。
- 性格:おくびょう
- 特性:のろわれボディ
- 持ち物:命の珠、気合の襷など
- 努力値:B4 C252 S252
- 実数値:135-*-81-182-95-178
- わざ:シャドーボール/選択枠/選択枠/選択枠
性格は臆病一択!
ゲンガーは素早さの種族値が110あり、その速さを活かして高い特攻と広い攻撃範囲で相手のポケモンを倒していく動きが強力なポケモンです。
130の特攻に補正をかけたくなる気持ちもわかりますが、素早さの110という値は補正をかけないと激戦区の100属までを抜くことができないラインとなっています。
素早さに補正をかけることで、アイアントやアローラキュウコンにも先制をとれるようになるため、よほどのことがない限り臆病を選ぶべきでしょう。
特性はのろわれボディ!
6世代までは『ふゆう』の特性を持っていましたが、仕様変更により現在のゲンガーは『のろわれボディ』の特性のみとなっています。
金縛り状態はダイマックスで無効化されてしまったり、そもそもダイマックスとの相性の兼ね合いで拘り系の道具の採用率が落ちていたりと微妙な特性ではありますが、これしか選択肢がないためゲンガーの特性は『のろわれボディ』で確定となります。
持ち物はダイマックス前提なら命の珠、普通のゲンガーとしての活躍を見込むなら気合の襷を選ぼう!
命の珠はダイマックスととても相性がよく、技範囲の広いゲンガーには特に適している道具となります。
ですが、ゲンガーはダイマックスさせずとも、高い素早さからのみちづれや高火力の押しつけが強いポケモンでもあります。
必要に応じてダイマックスも考えてはいくけど、基本的には普通のゲンガーとして運用したいというケースでは、耐久力の低さを補う気合の襷がベターとなるでしょう。
耐久調整はせずに、努力値はCSぶっぱでOK!
ゲンガーの強みである特攻と素早さを活かすため、CS極振りしましょう!
ゲンガーの耐久面にはあまり期待できないので、火力を伸ばして倒せる範囲を広げることが望ましいです。
おすすめの技
ゲンガー(キョダイマックス)のおすすめの技を紹介します。
シャドーボール
ゴースト技は基本的にシャドーボールで確定でしょう。
鬼火、祟り目のコンボを狙うのもいいですが、『キョダイゲンエイ』の火力が120と低くなってしまうので一長一短となります。
ヘドロばくだん、ヘドロウェーブ
ポケモン剣盾から、ゲンガーはヘドロウェーブをわざマシン(わざレコード)で覚えることができるようになりました!
ヘドロウェーブのほうが威力は5上ですが、毒の追加効果はヘドロばくだんが3割、ヘドロウェーブが1割となっているため、この辺も考えてどちらを選ぶか決める必要があります。
毒技は範囲を見ると微妙ですが、ゲンガーのタイプ一致による最大の打点であること、フェアリーの処理が安定しやすい点が魅力です。
きあいだま
ゲンガーの格闘技は、シャドーボールとの攻撃範囲の補完に非常に優れています。
ゴーストの通らないノーマルや悪タイプには格闘タイプが有効で、格闘タイプの通らないゴーストタイプやエスパータイプにはゴースト技が有効となっています。
命中難ですが、それでも採用する価値はあるでしょう。
10万ボルト
技の範囲的には必要性をあまり感じないですが、命中安定で抜群も取りやすく、使いやすい技となっています。
ダイマックス時に『ダイサンダー』で催眠対策として使えるのも嬉しいところですね。
マジカルシャイン
気合玉の命中が気になる人は、悪タイプへの打点としてマジカルシャインを選択するのも良いでしょう。
ダイマックス時に『ダイフェアリー』で状態異常の対策として使えるのも嬉しいところですね。
ダブルバトルでは通りの良い全体技としても使えるので便利です!
みちづれ
相手のポケモンを1匹突破したあとに、この技を使って2匹目と心中できればほぼ勝負が決まったような状況に持ち込める有能な技です。
不利対面でも無理やり1:1交換に持ち込めたりするのも便利だったりします。
おにび
物理アタッカーを機能停止させることのできる技です。
命中が85とやや不安定なのがネックですが、持っていると便利な技です。
さいみんじゅつ
技スペが余ったときに採用しておくと、負け試合を拾える可能性のある技です。
6割の確率で寝かせることができますが、2ターン目に起きることもあるので、過信は禁物です。
わるだくみ
ゲンガーで積むのは難しいですが、一度でも積めたら簡単には止まらなくなるので魅力的ではあります
まもる
ダブルのゲンガーには、まもるが欲しいところです。
素早さに優れているため、守っているターンに隣のポケモンで場を荒らして、次のターンに相手のポケモンを縛っていく動きがシンプルに強力です。
ゲンガー(キョダイマックス)の対策
ゲンガーは技の範囲が広いため、ダイマックスで火力を増強されることまで考慮すると、対策はそこそこ難しいポケモンです。
ゲンガーより早く行動できるポケモンを採用する
ゲンガーの素早さの種族値は110と早い部類にはなりますが、これより高いポケモンも少なくはありません。
ドラパルトやエースバーンなど、ゲンガーより素早さの高いポケモンが構築にいればかなり戦いやすくなります。
また、ゲンガーは耐久力の低いポケモンであるため、先制技持ちも有効だったりします。
かげうちを覚えたミミッキュなども良い対策になるでしょう。
特殊の数値受けポケモンで受け切る
ゲンガーは技範囲が広いのでタイプ受けは難しいですが、特性による倍率の補正のようなものはないため、数値による受けは成立しやすいポケモンになります。
カビゴンやナットレイといった特防の高いポケモンにチョッキでも持たせておけば、打ち勝っていくこともできるでしょう。
まとめ
ゲンガーは高い素早さから広範囲の特殊技を使ってくるポケモンです。
ゲンガーを対策するには、特防や素早さの高いポケモンを意識して採用していきましょう!