HP11のメリットとは?Lv1のポケモンについて検証しました!

個体値VのLv1のポケモンはそのほとんどがHP12〜となっているかと思います。ですが、もし個体値を落とすことで11にできるのなら用意し直すべきです。

大して変わらないと思っている方も多いかもしれません。ところが、詳しく調べてみると細かい違いが4つほどあり、その中には無視できないものも存在していることがわかりました。検証結果をご覧ください。

定数ダメと合わせて倒しやすくなる

砂嵐(霰)中に「がむしゃら」を決めたとしましょう。

  • HP11 → 最大HPが176〜なら倒せる
  • HP12 → 最大HPが192〜なら倒せる

倒せる範囲に違いがあることがわかりますね。191という値は「6n-1」と「16-1」を両立する人気のある値であり、これを倒せるかどうかは大きいです。Lv1がむしゃらは砂や霰と組み合わせることも多いのでこの違いは無視できないでしょう。がむしゃらを覚えるポケモン限定ではありますが、これだけのためにHP11を採用する価値もあると思います。

ミラーで大活躍!

Lv1ミラーが発生した時、HP12のポケモンはHP11側のがむしゃらによりHPを削られ、「きあいのタスキ」や「がんじょう」が発動できない状態になってしまう可能性があります。

Lv1ポケモンは先制技を持ち合わせていることも多くそこまでのメリットを感じることはないかもしれませんが、ダブルバトル、トリプルバトルではLv1のポケモンに対してLv1のポケモンを後出しできるようになるので立ち回りの幅が広がりますね。

ゴツメのダメージを相殺できることがある

ゴツゴツメット」(通称:ゴツメ)は最大HPの1/6のダメージを与える道具なので、HPが12だと受けるダメージが「2」になってしまいます。Lv1ポケモンの消耗ダメージなんて大したことないかもしれませんが、減らしておくにこしたことはないですね。

また、もしゴツメのダメージが「1」なら全快の状態に持っていける可能性が出てきます。ここで疑問なのが「たべのこし」などの回復量がどうなっているか?ですよね。ちゃんと調べてきました。

検証した結果、「グラスフィールド」や「たべのこし」は通常HPの1/16を回復する効果ですが、HPが16未満の場合でも最低1は回復する仕様になっていることがわかりました。これは意外な結果ですよね!

たべのこしがトリックやすりかえなどで回ってくるケースはほとんどないかと思いますが、グラスフィールドはそう珍しいものでもないので覚えておくと良いですね。Lv1のポケモンにとってはHP最大の状態であることが何よりも重要なので、こういった小さな回復も無視できないでしょう。

Lv1ポケモンを2体以上採用したい場合に便利

Lv1ポケモンの持ち物といえば、「きのみジュース」、「かいがらのすず」、「きあいのタスキ」などが定番ですね。ですが、HP実数値が「11」で「がんじょう」の特性を持つポケモンならここにもう1つ「オレンのみ」という選択肢が生まれます。

オレンのみは「HPを10回復する」ものできのみジュースの下位互換になりますが、両立したいケースでは助かることがあります。

「オレンのみ」には回復量以外にも「むしくい」や「きんちょうかん」といった弱点があります。
あくまでも持ち物が被った場合の候補であり、「きのみジュース」を差し置いて採用する理由はありません。

そもそも、HP11のポケモンってどのポケモンなの?

Lv1でよく使われる「ココドラ」や「ドーブル」、「トゲデマル」といったポケモンはHP12であり、HP11にできるポケモンはそう多くないです。具体的に説明するならHP種族値49以下のポケモンは個体値を落とすことでHP実数値を11にすることができるのですが、ピンとこないと思いますので一部紹介させていただきます。

ニャビー

「いかく」持ちのLv1で「がむしゃら」を使いこなせる唯一のポケモンです。「ねこだまし」を覚えるためサポートもばっちりで、「おにび」や「ちょうはつ」、「ほのおのちかい」まで覚えるのでダブルバトルで暴れられるでしょう。やけどしない炎タイプなのも地味に嬉しいですね。個人的にすごく評価しているポケモンです。

スバメ

特性「きもったま」を持っているため「ゴースト」タイプのポケモンに対しても「がむしゃら」を打てるポケモンの1匹です。地面と霊を無効化でき「でんこうせっか」や「とんぼがえり」を使えるので主にシングルバトルで活躍できるポケモンになっています。「ファストガード」を覚えるのでダブルやトリプルでも採用していけるでしょう。

コイル

特性「がんじょう」を持っていながら「リサイクル」によってきのみジュースを使いまわせるポケモンです。 麻痺や毒、砂を無効にする優秀なタイプも持ち合わせています。ただし、「がむしゃら」や「いたみわけ」が使えないので毒で削るくらいしかできないのがネックです。HP11の持ち腐れになっちゃってますね。

ノズパス

「がむしゃら」は使えませんが、「いたみわけ」で回復と削りを同時にこなせる「がんじょう」持ちです。「ダイノーズ」に進化させることで鋼タイプが付与され毒を無効化できるようになるため、特別な事情がない限りノズパスのまま採用する理由はないですね。

ユニラン

あらゆる定数ダメを無効にする「マジックガード」の特性を持っていながら「がむしゃら」を覚えるHP11のポケモンです。ちなみに、砂霰のダメージを受けない「ウリムー」はHPが12になってしまうので、「ゆきがくれ」を活かさない限りはユニランを採用したほうが良いでしょう。「トリックルーム」をはじめ補助技が豊富な点も魅力ですね。

アマカジ

「スイートベール」という自分の場にいるポケモンは眠り状態にならないという特性を持っています。 草タイプなので「いかりのこな」に吸われることなく「がむしゃら」をすることができ、「フェイント」や「てだすけ」に加え「フラフラダンス」も可能なおもしろいポケモンです。

モンメン

いたずらごころ」を持つ唯一のがむしゃら使いです!退場前に「おきみやげ」や「アンコール」を残していけるのはすごく魅力的ですね。胞子無効なのも素晴らしいです。

なお、「おいかぜ」や「トリックルーム」を使いたい場合には「エルフーン」に進化させる必要があります。ただ、エルフーンに進化するとHP12になってしまうので、それらの技が必要なければモンメンを採用しましょう。

まとめ

たった1の差ではありますが多くの違いがあることがわかってもらえたかと思います。特に天候と合わせた場合にはこの差が大きく響いてくるので意識するといいでしょう。

たかが1、されど1です。Lv1のポケモンを採用する際には是非参考にしてみてください!

スポンサーリンク