「このゆびとまれ」と「いかりのこな」の強さと対策方法、覚えるポケモンを紹介!

シングル勢の方には馴染みがないかもしれませんが「このゆびとまれ」と「いかりのこな」という技はとても強力です。味方への攻撃を肩代わりする技ですが、何も知らないとこれだけで勝負が決まってしまうこともあるかもしれません。

一見すると1匹動かさないというのはそれだけでディスアドバンテージな気もしますが、味方の不利な相手の攻撃を引きつけたり強引にコンボを通したりと活躍してくれる場面は多いです。

では、早速「このゆびとまれ」と「いかりのこな」について解説していきます。

「このゆびとまれ」と「いかりのこな」の違いとは?

結論から言うと、「このゆびとまれ」は「いかりのこな」の上位互換にあたります。

「いかりのこな」は粉扱いなので、草タイプのポケモンの攻撃や防塵ゴーグルを持っているポケモンの攻撃を引き寄せることができません。ドーブルが「いかりのこな」ではなく「このゆびとまれ」を採用しているのもこれが理由になります。

「このゆびとまれ」は「この指」と略されることも多いです。
「いかりのこな」は漢字で「怒りの粉」とすることはあるものの、これといった略称はありません。

この指、怒りの粉の強さとは?

この指や怒りの粉を使うと、相手はそのポケモンを倒すまでもう1体のポケモンに攻撃することができません。これにより、積み技や素早さ操作などで場を作っていくことが可能になります。腹太鼓などのリスクの高い技も味方に守ってもらえれば簡単に使うことができますね。

この指や怒りの粉を覚えたポケモンを倒すことに成功しても、次は相手のエースが降臨してくることもあるため下手に攻撃しているだけでは不利な局面に陥ってしまうことでしょう。また、これらの技を使うポケモンはゴツゴツメットを持たせていることも多いため、最悪の場合こちらのポケモンが消耗した状態で戦うことになってしまいます。

これは対策を考える必要がありますね!

対策する方法はある?

対策の方法は大きく分けて3つ存在します。

全体技を駆使する

この指も怒りの粉も単体技のみを引きつける効果なため全体技は両方のポケモンに通ります。全体技でがんがん削っていけば悠長なことをしている余裕もなくなるので効果的と言えるでしょう。

この指、怒りの粉を使えなくさせる

この指、怒りの粉を使ってくる相手を寝かせたり挑発を決めるなどして使えなくさせる戦術があります。こういったポケモンは耐久面に特化していることが多く、挑発を受けると何もできなくなることもあるので非常に有効だと言えます。

また、優先度の関係で猫騙しはこの指や怒りの粉より早く発動して行動を止めることが可能になっています。猫騙しについてまとめた記事もありますのでよかったらご覧ください。

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猫騙しの強さとは?

こちらも場作りに専念する

相手が積み技を積んだり準備しているのなら、こちらも積み技などで対抗するのもありでしょう。ただし、そういった相手はそれを勝ちルートとして考えている構築であるため、なんとなく積み技を搭載させている自分のポケモンで対抗できるかはよく判断する必要があります。

覚えるポケモンを厳選しました

この指や怒りの粉はあまりに有用な技であるためか覚えるポケモンは限られています。そんな中でも実戦で活躍できるスペックを持ち合わせているポケモンとなるとだいぶ絞られます。

なので、特に重要だと思ったポケモンのみ紹介させていただきます。

ドーブル

どんな技でも使えるドーブルですが、この指はほぼほぼ覚えていると判断して良いでしょう。猫騙しも覚えるためサポート性能は他に追従を許しません。

7世代の現在、猫騙しとこの指を両立できるポケモンはドーブルのみとなっています。

モロバレル

トリルや雨パにも強く出れるようになるということで補完としてよく採用されるポケモンです。怒りの粉を覚えるほかキノコの胞子も覚え、また耐久面も優れていて非常に優秀ですね。

ウルガモス

攻撃型の種族値配分ではありますが、耐久に特化すればそこそこ硬くなります。炎タイプの怒りの粉使いということでそこそこの需要があり、特性「ほのおのからだ」で火傷を狙うこともできます。

トゲキッス

浮いているこの指使いというだけでも強いのですが、追い風で素早さ操作も可能になっています。ステータスが非常に高く普通に攻撃しても強いポケモンで、天の恵みからのエアスラはいうまでもありませんね。

XD産は「てだすけ」を使うことも可能になっています。教え技で覚えられないのが残念です。

ビビヨン

複眼眠り粉とフレンドガードのどちらを取るか悩まされることでしょう。炎技を失敗させる粉塵という珍しい技を覚えることができるのも特徴ですね。熱風や噴火などの全体技からも味方を守れるのはとても心強いです。

輝石ピッピ

フレンドガードを持つポケモンの中でも特にサポート性能の高い1匹となっています。この指に加えて、癒しの波動や凍える風、横取りなんかも使うことができるのが素晴らしいですね。

過去作品限定のこの指使いも存在している

XD産のブーバー、エレブー、バリヤードの3匹はこの指を覚えています。この中でも輝石ブーバーはWCS2013で使われていたほどの実績があるポケモンですが、ルール改定により6世代以降のポケモンしか使えなくなってしまいました。

なお、キャンペーンでこの指を覚えたゼニガメが配られたこともあります。カメックスにすることで水タイプ唯一この指持ちになれます。種族値が高くこご風も覚えるため一時期人気はあったのですが、こちらもXD産同様、今では使えないポケモンになってしまっています。

王冠も使えるようになったことですし、いつかまた解禁されるといいですね。

カメックスやバリヤードは猫騙しを覚えるポケモンではありますが、どちらもタマゴ技なのでこの指との両立はできません。

まとめ

試合をコントロールしていける感覚はとても楽しいものです。試しにこの指、怒りの粉使ってみると良いでしょう。実際に使うことで新たな発見もあるかもしれません。

この指や怒りの粉は相手にすると非常に厄介です。必ず対策は用意しておきましょう!

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