ポケモン剣盾には多くの持ち物が存在しているため、どの道具を持たせたらいいのか迷ってしまう方も多いことでしょう。
そんな方に向けて、対戦で強い持ち物を考察しました。
ダイマックスの仕様もあって、7世代までの環境とは持ち物の勢力図も大きく変化していますので、是非ご参照ください。
持ち物ランキング
強い持ち物のランキングを作ってみました。独断と偏見によるものですので、人によって多少上下することはあるかと思います。
- SSランク
- いのちのたま
- じゃくてんほけん
- とつげきチョッキ
- Sランク
- きあいのタスキ
- こだわりスカーフ
- こだわりハチマキ
- こだわりメガネ
- ラムのみ
- Aランク
- オボンのみ、混乱実
- タイプ強化アイテム
- たべのこし
- 半減実
- Bランク
- アッキのみ・タラプのみ
- カゴのみ
- たつじんのおび
- ぼうじんゴーグル
SSランク
SSランクの道具は全部で3つあります。これらの道具はできれば全て採用したいレベルの道具となっています。
いのちのたま
『いのちのたま』はダイマックスと非常に相性が良く、ポケモン剣盾に登場する持ち物の中でも最強の持ち物と名高い道具です。
威力の高いダイマックス技を1.3倍の火力に底上げできるだけでなく、攻撃時のHP消耗も元のHPを参照するためデメリットも気になりにくくなっています。
ダイマックスエースに適任の持ち物と言えるでしょう。
じゃくてんほけん
『じゃくてんほけん』もダイマックスとの相性の良さにより、剣盾で大きく株を上げた道具です。
ダイマックスさせることでHPが2倍になり、並以上の耐久があるポケモンであれば効果抜群の技を受けても一撃で倒されることは滅多になく、発動機会に恵まれるようになりました。
『いのちのたま』と違い能動的に発動するのは難しいですが、こちらは発動できれば火力が2倍になるので爆発力はあります。
とつげきチョッキ
ダイマックスとの相性はそこまでではないですが、汎用性の高い『とつげきチョッキ』もとても強力な道具です。
補助技が出せなくなるという比較的緩いデメリットで特防が1.5倍になる道具で、相手の特殊アタッカーに強く出れるようになるのが魅力です。
ダイマックスされても、弱点を疲れない限り一撃で倒される心配はほとんどなくなるため、強気に動かしていけるようになるのもいいですね。
Sランク
Sランクの持ち物には5つノミネートさせていただきました。適任のポケモンが限られがちな持ち物が多いですが、どれも強力な持ち物なのでなるべく採用したいところです。
きあいのタスキ
『きあいのタスキ』は特にシングルでは強力な道具です。
HPが満タンの状態であれば、一撃で倒される技であってもHP1の状態で耐える効果があります。
天候ダメやステロでHPを削られたり、連続技で貫通したりといった弱点はありますが、耐久の低いポケモンでも活躍させやすくなる便利な道具です。
ダイマックスわざも一発は受けきれるのが嬉しいですね。
こだわりスカーフ
同じ技しか出せなくなる代わりに素早さが1.5倍になる『こだわりスカーフ』は8世代でも健在の強さです。
ダイマックスするとこだわり系の持ち物の効果がなくなるので、ダイマックス権を使うことで技の固定を解除する立ち回りができるようになり、スカーフのデメリットが気になりにくくなりました。
こだわりハチマキ
同じ技しか出せなくなる代わりに攻撃が1.5倍になる『こだわりハチマキ』も強力な道具です。
ダイマックスすると効力がなくなる点、ダイマックスされるとゴリ押しが難しくなる点など8世代で相対的に弱体していますが、ダイマックス権を消費することなく火力を出せることから重宝することでしょう。
こだわりメガネ
同じ技しか出せなくなる代わりに特攻が1.5倍になる『こだわりメガネ』も強力な道具です。
『こだわりハチマキ』と同様に、8世代でやや使いにくくはなったものの、ダイマックス権を消費することなく火力を出せる貴重な道具には違いありません。
ラムのみ
状態異常を回復する効果を持つ『ラムのみ』もとても優秀です。
ポケモン対戦では状態異常を絡めた戦術が数多く存在し、それらのケアが欠かせません。
『ラムのみ』は「ねむり状態」や「まひ状態」のようなものだけでなく、技の追加効果による「こおり状態」や「こんらん状態」も回復できるので、不慮の事故を減らせることからも上位にランクインしました。
ですが、状態異常を使ってこない相手には持ち物を持っていない状態で戦っているのと同じなので、状態異常で止められることが多いと感じるポケモンに持たせるのが良いでしょう。
Aランク
Aランクの持ち物は4つ選ばせてもらいました。持たせるポケモンによっては強力なものもありますが、持ち物が被ったときの候補や消去法で選ばれるものも多めです。
オボンのみ、混乱実
『オボンのみ』や『フィラのみ』『ウイのみ』などの混乱実による回復は相手の計算を狂わせることもできるため強力な道具ではあります。
ですが、ダイマックスわざの圧倒的な火力で発動の機会を失ってしまったりするケースも多いため、Aランクとさせていただきました。
これらのきのみを持たせるポケモンはサポーターであることが多く、ダイマックスさせる機会は少ないかもしれませんが、ダイマックス時に発動してしまうと回復量が元のHP参照な点もややマイナス評価となっています。
タイプ強化アイテム
各種プレートや『もくたん』『しんぴのしずく』などのタイプ強化アイテムは、持たせた持ち物に対応したタイプの技が1.2倍になる効果があります。
一見すると魅力的な効果に思えますが、火力系の持ち物は全タイプの技が1.3倍になる『いのちのたま』や、同じ技を撃ち続ける想定で『こだわりハチマキ』『こだわりメガネ』が選ばれることが多く、タイプ強化アイテムはあまり選ばれることがありません。
ですが、「ドレインパンチとマッハパンチを両立したローブシン」や「ハイパーボイスとでんこうせっかを覚えたニンフィア」など、耐久と火力を両立しつつ技を使い分けたいポケモンにとっては最善の選択となることもあるため、このランクにしました。
たべのこし
『たべのこし』は毎ターン最大HPの1/16を回復する効果があります。
金銀の時代からある道具で、今でも色褪せない強さを誇る道具ではあるのですが、即効性がないためダイマックスわざで押し切られてしまう可能性が高い点、一緒に使われることの多かった『どくどく』を覚えるポケモンが激減した点など、8世代ではやや向かい風となっています。
ですが、詰める展開では非常に心強い存在であるでしょう。
半減実
『オッカのみ』や『イトケのみ』といったきのみは「こうかばつぐんのダメージを半分にする」効果があります。
7世代以前では『めざめるパワー』の存在があったため重宝されていましたが、8世代では未実装(2020年5月現在)のため、立ち回りに注意すれば、弱点の被弾はある程度防ぐこともできるでしょう。
しかし、『マジカルフレイム』や『だいちのちから』などを新たに習得したことで攻撃範囲の広がったポケモンも多いため、半減実の需要はまだまだ健在です。
特にダブルでは、2匹のポケモンに対応しなくてはいけないため、発動の機会も多いでしょう。
Bランク
Bランクの持ち物は癖のあるものが多く、積極的に採用されることは少ないです。
アッキのみ・タラプのみ
物理攻撃を受けると防御が1段階上がる『アッキのみ』や特殊攻撃を受けると特防が1段階上がる『タラプのみ』という少し珍しいきのみがあります。
この持ち物は主に要塞化(回復技を使い永遠と居座るポケモン)を目的とするポケモンに採用されることが多いです。
また、ミミッキュのような1発目のダメージを抑えられるポケモンにおいてタイマン性能を上げる目的で採用されたり、ダブルバトルでは『せいぎのこころ』持ちに袋叩きを入れて攻撃を上げるついでに『アッキのみ』で防御も上げる戦術があります。
持たせるポケモンによっては活躍の余地がありますが、これらの戦術は他の道具も候補となることが多く、この持ち物にたどり着くケースはあまり多くありません。
カゴのみ
「ねむり状態」を回復する『カゴのみ』は全ての状態異常を回復する『ラムのみ』の下位互換に思われがちですが、「ねむり状態」以外の状態異常にはかかることを利用して、『ねむる』の技とセットで採用することで状態異常やHPの回復を行う目的で採用されることがあります。
基本的には一発屋ではあるのですが、詰め性能の高いポケモンであれば『ねむる』を回復技として利用することで勝利するプランを作ることもできます。
催眠対策としての発動も期待でき、『ラムのみ』と『たべのこし』を足して2で割ったような持ち物だと言えるでしょう。
たつじんのおび
『たつじんのおび』は効果抜群の攻撃をしたとき、その技の威力を1.2倍にする効果があります。
デメリットもないため『いのちのたま』よりこちらを選びたくなる気持ちもわかるのですが、等倍でのゴリ押しや交換読みをしなくてはいけない場面では弱い持ち物となってしまうのがネックとなります。
ぼうじんゴーグル
『ぼうじんゴーグル』は持たせたポケモンに特性の『ぼうじん』の効果を付与できる道具で、「あられ、すなあらしの定数ダメージを受けない」や「ねむりごな、きのこのほうしで眠らない」といった効果があります。
ですが、『ラムのみ』や『たべのこし』に比べると汎用性に劣るため、積極的に採用されることはありません。
「何度も『ねむりごな』を無効化したい!」「ダブルバトルで『いかりのこな』を無視して攻撃したい!」といったケースで採用されることがあるくらいです。
まとめ
8世代では、ダイマックスと相性の良い持ち物をなるべく選んでいくのがベストです。
ポケモン対戦において持ち物への理解を深めることはとても大事なことなので、この記事で紹介していない持ち物も含めて、様々な持ち物を使いこなせるようになりましょう!