ポケットモンスター ソード・シールド(ポケモン剣盾)の発売日が近づいてきましたね。パッケージ版とダウンロード版で迷っている方もいると思います。パッケージ版とダウンロード版にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、ポケモンの場合にはさらに慎重になる必要があると考えています。
ポケモンにおけるパッケージ版とダウンロード版の違いと選び方について解説していきます。
パッケージ版とダウンロード版の違いとは?
まずは、パッケージ版とダウンロード版の違いを比較してみましょう。
パッケージ版 | ダウンロード版 | |
---|---|---|
価格 | カタログチケットよりは高くなる | カタログチケット対象なら安い |
中古売買 | できる | できない |
パッケージ | 手に入る | 手に入らない |
購入者特典 | 手に入る | 手に入らないものもある |
利便性 | ソフトの入れ替えに手間がかかる | いつでも遊ぶことができる |
発売日 | 現物が手元に届くまで遊べない | 日付が変わったタイミングで遊べる |
容量 | ほとんど使わない | 大きく必要になる |
貸し借り | できる | 基本的にはできない |
表だけだと説明不足なので少し深掘りしていきます。
カタログチケットの存在
「Nintendo Switch Online」に加入している人限定ではありますが、「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」を利用することでダウンロード版を安く購入することができます。普通に購入すると、ダウンロード版はフルプライスになるため店頭割引のあるパッケージ版と比べて割高でしたが、このチケットが出てからはダウンロード版に軍配があがるようになりました。
任天堂の公式オンラインストア。「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNin…
パッケージ版は飾れる
パッケージとして持っておきたい人もいると思います。そうした人はパッケージ版を選ぶと良いでしょう。ゲームによっては購入者特典のグッズが付属していることもあるので、そういったものが欲しい場合にはパッケージ版を選ぶ必要がありますね。
また、現物として持っていることで、飽きたら中古として売ることができるのもパッケージ版のメリットになります。
ダウンロード版はSDカードがないと容量が厳しい
パッケージ版ではセーブデータとアプデのデータくらいしか容量を使いませんが、ダウンロード版はゲームのデータ全てをダウンロードするので容量が大きくなってしまいます。ゲームによっては10GBを超えるものもありますが、ニンテンドースイッチ本体には32GBしか内蔵されていません。すぐにいっぱいになってしまいますね。
そこで活躍するのがSDカードです。ニンテンドースイッチはmicroSDカードに対応しているので活用していきましょう。128GBのものがコスパに優れていておすすめです。
売る予定のないゲームは基本的にダウンロード版が正解!
オンラインにつないで対戦するものなどは、よほどのことが無い限り中古として売ることはないと思います。そういったゲームは基本的にダウンロード版で購入するのが良いでしょう。隙間時間にちょっと遊んでみたりできるので便利ですよ!
Switchのソフトを色々持っている方はわかると思いますが、あの蓋結構固いんですよね。パッケージ版は入れ替えが煩わしいというのがあると思います。それに、複数のソフトをDLしていればたくさんのソフトを持ち運びできるので楽しい気持ちになれますよ!
また、発売日の0時になった時点でゲームを始められるのも大きなメリットです。誰よりも早く攻略したい人にはダウンロード版がおすすめですね。
逆にRPGなどのクリアしたら終わりのゲームは基本的にパッケージ版でいいと思います。売る予定が全くなく、カタログチケットの対象ならダウンロード版も一考の価値があります。
それでもポケモン剣盾だけはパッケージ版を選ぶべき理由!
これまでの話を聞いていると、ポケモンはオンラインをメインで遊ぶゲームであるためダウンロード版を選ぶべきだと思うことでしょう。しかし、ポケモン剣盾に限ってはパッケージ版を選ぶべきです!両方買う人は片方ダウンロード版でもいいですが、片方しか買わない人にはパッケージ版を強く勧めます。
ダウンロード版同士だとローカル通信ができない
剣盾の時点ではSwitchを1台しか所有していない人も多いと思います。ですが、1年後、2年後に2台目を購入する可能性はあるでしょう。
例えば、1年後にDPのリメイク(仮)が発売されたとして、それに合わせて本体も追加で購入したとします。そのとき、ユーザーを新しいSwitchに引っ越しさせますよね。そうすると、元々使っていた本体では剣盾が遊べなくなってしまいます。
厳密に言えば、同じニンテンドーアカウントを連携していれば「いつもあそぶ本体」の機能を使うことで、別のSwitchでも起動することは可能になります。ですが、ダウンロード版のソフトは異なるソフトであっても同時起動はできないとのことです。さらにいうと、特殊な条件下であれば同時起動は可能なようですが、その場合でもローカル通信はできないようです。
同じニンテンドーアカウントを連携したユーザー同士でなければプレイ可能です。
例えば、ソフト購入者が『「いつもあそぶ本体」ではない本体』で遊び、購入者以外が「いつもあそぶ本体」で遊べば、同時にプレイできます。
※ただし「ローカル通信プレイ」は、異なるユーザー同士でもできません。— 任天堂サポート (@nintendo_cs) September 18, 2019
任天堂のアカウント周りは本当にややこしくて調べるのに苦労しました(笑)
要約すると、同じユーザーが購入したダウンロード版同士ではローカル通信ができないということになります。つまり、カタログチケットを使ってソード・シールドの両方をダウンロード版で買ってしまうと、その剣盾同士では交換したりできなくなってしまうわけですね。
すでにSwitchを2台持っている人で剣盾を両方購入する予定の人は、片方をパッケージ版にするか、どうしてもダウンロード版にこだわるのなら別々のユーザーで買うようにしましょう。
現時点でSwitchが1台の人は、パッケージ版にしておくことで2台目のSwitchを導入したときに柔軟な対応ができるようになります。もし剣盾をダウンロード版で購入してしまうと、翌年の新作をパッケージ版にするか、もしくは旧本体で新しくユーザーを作ってそっちで遊ぶ羽目になってしまいます。
Switchが2台になれば同時起動もできるようになる
「来年以降パッケージ版にすればいいのなら、今年はダウンロード版でもいいのではないか?」と考えたことでしょう。ですが、ダウンロード版を選ぶのはSwitchが2台になってからのほうがいいです。理由は矛盾するようですが同時起動ができるからですね。
私もこの機能使ってます。liteじゃなくても出来ます。例えばスプラトゥーンを1台目のパパアカウントでダウンロード。2台目のパパアカウントでは無料でダウンロードできます(パパのみ出来る)。1台目の家族アカウントと、2台目のパパアカウントは同時に対戦できます。
— 向日葵 (@isofurabon2000) September 2, 2019
先ほどローカル通信ができないと言いましたが、フレンドコードを通じたオンラインでの通信は可能になっているとのことです。オンラインの利用券を別途購入する必要が出てきますが、短期的であればお金はほとんどかかりません。プラチナポイントに「Nintendo Switch Online 7日間無料体験チケット」もあったりするのでそれを利用するのも手ですね。
ORASやUSMでは追加要素があったように8世代でも追加要素がある可能性が高いです。どうせ同時起動するのなら次の作品のほうが良いのではないでしょうか? Switchが1台しかないときには同時起動の恩恵を得られないので、このタイミングでダウンロード版を選ぶ理由はないと思います。
さらにいうと、同世代の作品は1本パッケージ版があれば基本的に十分です。追加要素に対応していないと一部ポケモンが交換できないこともありますが、教え技程度であれば普通に送れるので特に問題はありません。
まとめ
剣盾をパッケージ版にすることで後々楽になるので、今まで新作のタイミングで3DSを買い足してきたような人たちはパッケージ版を選ぶようにしましょう! 両方購入する人も片方はパッケージ版にしておくといいですね。
そもそも、剣盾どっちを選ぶかで迷ってる人は以下の記事もご参照いただけると幸いです。
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今回の記事はずいぶんと長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。共にポケモン剣盾を楽しみましょう!