昨今のニンテンドースイッチのソフトでは、ポケモン剣盾の『エキスパンションパス』をはじめとした、DLCを配信するゲームが増えており、パッケージ派の方でもmicroSDカードの必要性が高まっています。
ですが、microSDカードの種類やスペックは様々であり、正直どれを選べばいいのか分からないですよね…
この記事ではmicroSDカードを手に入れることによるメリット、microSDカードの選び方やおすすめのmicroSDカードについて紹介していきます。
microSDカードを持つメリット
microSDカードを持つことのメリットは大きく分けて3つあります。
- DLCやDL専売のソフトを入れても本体の容量を圧迫しない
- DL版なら、カタログチケットで任天堂のソフトをお得に購入できる
- DL版なら、ソフトの入れ替えの手間がかからない
Switchには『フォートナイト』や『荒野行動』のような無料タイトルも多くあり、これらをダウンロードしておいて好きなときに遊べるというのは大きなメリットではないでしょうか?
有料のDL専売のタイトルも多く揃っており、microSDカードがあることで、ゲームの選択の幅が大きく広がります。
また、ポケモン剣盾の『エキスパンションパス』のようなDLCをダウンロードするのにも容量が必要となるため、microSDカードがあると便利です。
ほかにも、パッケージで売られているソフトでもDL版を選択することで、ソフトの入れ替えの手間がかからなくなるのは大きなメリットと言えます。
ポケモン剣盾の合間に「少し『スプラトゥーン2』を遊びたい!」「フレンドに誘われて『マリオカート8DX』を遊ぶことになった」みたいな局面であっても、簡単にゲームを始めることができちゃいます。
大した手間ではないかもしれませんが、何度も行うことを考えると、色んなソフトを遊ぶ方はmicroSDを購入してDL版中心にしたほうが快適になることでしょう。
そして、なにより、任天堂のソフトであれば『カタログチケット』を使ってお得にソフトを購入することも可能です!
任天堂の公式オンラインストア。「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNin…
普通に購入すると、ダウンロード版はフルプライスになるため、店頭割引のあるパッケージ版と比べて割高でしたが、このチケットが出てからはダウンロード版も選びやすくなりましたね。
microSDカードの選び方
microSDカードの選び方について、任天堂の公式ページを確認してみます。
色々書いてありますが、これだけだとよく分からないと思いますので、1つずつ簡単に説明していきます。
microSDカードの種類について
microSDカードには大きく分けて3つの種類があります。
- microSDメモリーカード
- microSDHCメモリーカード
- microSDXCメモリーカード
一言で言うなら、「microSDカードの容量によって呼び方が異っているだけ!」となっています。
microSDカードは2GBまでのもの、
microSDHCカードは4GBから32GBまでのもの
microSDXCカードは64GB以上のもの
とおぼえておきましょう。
microSDカードの容量はどれがおすすめ?
結論から言うと、microSDカードの容量は『128GB』のものがおすすめです!
理由としては2つあります。
- 他の容量のものと比べて、1GBあたりのコストパフォーマンスが良い
- ゲームを10〜15本入れられるので、必要十分な容量である
2020年4月時点の相場にはなりますが、128GBのものが1GBあたりのコスパという点で最も優れています。
また、各ソフトの容量にもよるのですが、128GBのmicroSDカードであればだいたい10〜15本のゲームを入れることが可能です。
ダウンロード版のソフトは、削除しても再ダウンロードすることが可能なので、遊び終わったタイトルは消していけばそこまで容量がいらないようにも思えますが、『ポケモン剣盾』や『あつまれ どうぶつの森』のような定期的に遊んでいくことが予想されるタイトルを一々消していきたくはありませんよね。
ある程度はゲームを入れておきたいということが予想されるので、個人的には128GBがちょうど良いと感じています。
読み込み速度(転送速度)の高速なSDカードとは?
公式には、「UHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応、UHS-II(Ultra High Speed Phase II)規格には対応していない」とありますが、これに関しては説明が少し難しいので、とりあえず「UHS-Iに対応しているものを購入すればいい!」という認識で大丈夫です。
実際に、AmazonでSamsungのmicroSDカードを見てみましょう!
特にチェックするべきなのは『スピードクラス』と呼ばれるものです。
『Class10 / UHS-I Class1 (U1)』といった表記がされていますが、UHSという規格とは別にClassという規格も存在していることがわかりますね。
これについても、言葉にするより、図のほうがわかりやすいので、画像をお借りしてきました。
新しく『ビデオスピードクラス』というのが出てきましたが、Switch用のmicroSDカードでは無視して問題ありません。
押さえるべきポイントは2つです。
- スピードクラスという規格には5種類あり、Class10というのは、その中でも最も転送速度が早い
- UHSスピードクラスにも2種類あり、U1よりもU3のほうが転送速度が早い
2種類の規格があるのがややこしいと思われるかもしれませんが、、UHS-I(Ultra High Speed Phase I)を選んだ時点でClass10にあたるので、UHS-Iのものを選んでおけばまず間違いありません。
そして、U3のものであればより良いといった認識でOKです。
上に貼ったSamsungのmicroSDカードを例にすると、64GB以上の容量のものは『Class10 / UHS-I Class3 (U3)』となっているので、かなり優れたmicroSDカードであることがわかりますね。
microSDカードにセーブデータは保存されない
microSDカードにはセーブデータが保存されません。
もし、microSDカードが不調になっても、新しいmicroSDカードでソフトをダウンロードし直せば、本体に保存されているセーブデータでそのままに遊ぶことが可能です。
microSDカードを購入する際の注意点!
microSDカードを購入するにあたって、少し注意点があります。
SDカードは店頭販売よりネットで買うのが正解!
住んでいる地域やお店にもよるとは思いますが、家電量販店などでSDカードを購入すると割高なケースが多いと感じています。
実際に、元々使っていた128GBのSDカードは3年前に某家電量販店にて9000円で買ったものなのですが、ネットでは同じ性能のものを5000円前後で買えたみたいなのです…
同じ失敗をみんなにはしてほしくない!
そんな想いでこの記事を書いていたりします…
不良品にあたったときに返品するのが楽だったりといったメリットはありますが、基本的にはAmazonや楽天市場といったネット通販で買うのが良いでしょう。
並行輸入品とは?
Amazonなどのネット通販でmicroSDカードを調べていると「並行輸入品」と書かれている商品が出てくるかと思います。
並行輸入品というのはどういったものなのでしょうか?
簡潔に説明すると、業者が海外で安く購入してきた商品を、日本で転売しているようなイメージです。
メーカー保証が受けられなかったり返品が難しかったりしますが、相場より安く購入でき、基本的には正規品と同じように使えるのが並行輸入品のメリットとなります。
ですが、並行輸入品には偽物も多く出回っているようなので、あまりおすすめはできません。
よほどのことがない限りは「国内正規品」を選ぶと良いでしょう。
メルカリなどで中古を購入するのもおすすめできない!
microSDカードは消耗品です。
使い方にもよりますが、だいたい3年ほど使っていると調子が悪くなってくると言われています。
そのため、microSDカードを購入するときは中古ではなく新品の物を買うようにしましょう!
おすすめのSDカード
最後におすすめのSDカードを紹介していきます。
SAMSUNG
個人的に一番のおすすめは、上のほうでも紹介した『SAMSUNG』のmicroSDカードです。
- Class10 / UHS-I Class3 (U3)
- 読み込み100MB/s
- 値段が安い
- Amazonのレビュー数も圧倒的
と最強のmicroSDカードとなっています。
実際に、私が愛用しているのも『SAMSUNG』のmicroSDカードです。
今まで128GBで運用していたのですが、『カタログチケット』の影響でソフトが増えてきたので、この度256GBデビューしました!
今後もおそらく、microSDカードは『SAMSUNG』のものを選ぶと思います。
ちなみに、『マイニンテンドーストア』で取り扱っているmicroSDカードが『SAMSUNG』のものなのはご存知でしょうか?
任天堂の公式オンラインストア。ニンテンドースイッチ本体やダウンロードソフトをはじめ、よりゲームを楽しむための追加コンテン…
任天堂の公式も推しているmicroSDカードということなので、これは信頼できますよね!
任天堂の公式ライセンス製品
実は、任天堂の公式ライセンス製品として、少し割高ではありますがmicroSDカードも発売されています。
- Class10 / UHS-I Class1 (U1)
- 読み込み80MB/s
少々高くても、公式にこだわりたいという方はこちらを選ぶと良いでしょう。
Transcend
もう1つコスパに優れたmicroSDカードをご紹介します。
- Class10 / UHS-I Class3 (U3)
- 読み込み95MB/s
- 値段が安い
- Amazonのレビュー数も圧倒的
『SAMSUNG』と違って任天堂のお墨付きはないものの、『Transcend』のmicroSDカードも値段の割にスペックが高いのですごく良いと思います。
これら以外にも『SanDisk』や『東芝』など様々なメーカーがmicroSDカードを販売していますが、『Class10 / UHS-I Class3 (U3)』のものであれば好きなメーカーのものを選ぶのもいいかもしれません。
まとめ
SwitchにmicroSDカードを導入することで、容量の問題から開放されたり、『カタログチケット』を活用してDL版のソフトを安く購入できたりと多くのメリットがあります。
microSDカードを選ぶ際には、『Class10 / UHS-I Class3 (U3)』のもので転送速度の早いものを選ぶようにすれば失敗しないはずです。
Switchにたくさんのゲームが入っている感覚はとてもワクワクさせてくれるので、この機会に是非microSDカードをゲットして、『カタログチケット』を活用しDL版のソフトも購入してみてください!